<楽天2-7ロッテ>◇13日◇Kスタ宮城
エース岩隈でも止められなかった。野村楽天がロッテに3連敗を食らい、引き分けを挟んで5連敗で4月22日以来の5位に転落した。8連勝中だった岩隈久志投手(27)が7回に突然の乱調で4失点してKOされ、借金は、開幕4連敗した3月25日以来の「4」にふくらんだ。7月8日まで3位を守ってきたが、15日の日本ハム戦(東京ドーム)でも敗れ、オリックスが勝てば、ついに最下位に転落する。
「毎日、コメントないわ」。重い足取りで会見場に現れた野村監督は、そう言いつつも、ボヤかずにいられなかった。エース岩隈でも連敗を止められなかった。前回の岩隈登板の6日西武戦以来、白星から遠ざかっている。6人のローテーション一回りで1つも勝てず5連敗。岩隈は6回までは無失点の投球だったが、その間の打線の援護は1点だけだった。
「野球やるの嫌になる。言うこと聞かないんだもん。ホントにボヤきたくないけど、ボヤきたくなる。野球は1球よ」と野村監督。7日ぶりの勝利を逃した敗因を、目いっぱいボヤキ出した。
2回、1点先制してなお無死二、三塁。打席は藤井だった。立ち上がりに苦しむロッテ渡辺俊は、3連続ボール。楽天ベンチはスクイズも考えたが、カウント0-3になったため「打て」のサインを出した。ただ、藤井は4球目の真ん中高めの直球を見逃し。次球のカーブで浅い中飛に倒れ、追加点を奪えなかった。
この4球目に出た消極性に野村監督が激怒した。「絶好のチャンス。見え見えの直球。やっぱり、2流というのはそういうもの。金を稼ぐチャンスやないか。ヒーローになるチャンスやないか。打てと言っているのに、打つ気も見せずに見逃して。あの1球で負けよ」と断罪した。
連敗地獄については「チームは最悪の状態。7月くらいに来るな、と思っていたけど、悪い予感は当たるな。次の岩隈までダメでしょ」と、すっかり最下位転落を覚悟した。15日の監督通算3000試合での連敗脱出に向け、試合後は約2時間のコーチミーティングを行い、大量4人の入れ替えを決めた。永井、牧野、井野、沖原が2軍に落ち、朝井、長谷部、松本、西村を1軍に呼ぶ。【金子航】



