<ソフトバンク2-4オリックス>◇22日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンクが、首位西武に再び4・5ゲーム差に引き離された。「2ラン1本じゃな。しゃーない。今日は打てなさ過ぎた」と王監督は10安打2得点の打線を敗因に挙げた。先発のパウエルが7回3失点。ただ、打線は7回に高谷の2ランで1点差に追い上げ、終盤の反撃ムードを高めた。「頭が痛いな」と、杉本投手コーチが頭を抱える場面はその直後に訪れた。2番手高橋秀、3番手陽が3安打を許し、1失点。中継ぎ陣がこれで5戦連続失点を記録し、試合の流れを完全に失った。

 前夜も7点リードの9回に4投手で5失点を献上し、ニコースキーが2軍再調整を命じられたばかりだった。歯止めのきかない中継ぎ陣に杉本投手コーチは「でも今日は1点。昨日よりはいいだろ?」と自虐的なコメントで振り返るしかなかった。8月はエース杉内、和田の両左腕が北京五輪で不在。先発はもちろん、中継ぎ陣にもその負担は重くのしかかる。苦しい台所事情を強いられるが、悲観的な話題ばかりではない。

 右肩炎症で開幕から不在だった馬原が、23日に1軍に合流する。「120%試合で投げられる状態を確認してから登録する。今までは試合を左右する9回を任せてきたが、最初はどうなるか。まずは状態を確認したい」と杉本投手コーチ。首脳陣は25日のロッテ戦から登録し、まずは中継ぎで試運転を行い、その後に抑え復帰というプランを描いているもようだ。厳しい8月戦線を前に、頼もしい守護神がいよいよ帰ってくる。【中村泰三】