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梨田ハム“誤審”に泣く

<日本ハム2-5ロッテ>◇24日◇札幌ドーム

 無情な1敗だった。梨田監督はあきれ顔で、試合のポイントへ切り込んだ。「判定だから覆らないのは分かるんやけど…」。ダルビッシュが先制満塁弾を浴びた直後、4回無死一、二塁と反撃チャンスだった。稲葉が左翼へ大飛球を放つ。追走した左翼手・大松がジャンプ。差し出したグローブの上で打球はフェンスに当たっていた。打球をそのまま、すっぽりとグローブに収まった。

 川口三塁塁審が下した判定は、アウトだった。「野球を知っている人なら分かる。きちっと見て欲しかった」。指揮官は毅然(きぜん)と“誤審”と断定した。飛び出した二塁走者の工藤も帰塁できず、左-遊-二の併殺。チャンスはついえた。「暴力行為はいかんけれども。遅延行為くらいならと思った」。退場も覚悟の上での約5分間の猛抗議をしても、もちろん判定は変わらなかった。大松は「キャッチ、キャッチ」と話すだけだった。いずれにしても大松の“好捕”に泣いた。

 悪い流れをはね返すことができずに、9残塁の拙攻。6回に森本、稲葉が「リベンジ」の適時打を放つにとどまった。ロッテに痛恨の連敗。しかもエースの五輪前ラスト登板で、1勝を計算していた試合だけに、ダメージはさらに大きかった。試合後の記者会見の締めに、梨田監督の胸の内が表れていた。「もう1回、(試合開始前の)5時間くらい前に戻りたいわ」。その時も時計の針は逆回転することなく、嫌な流れで突入する25日からの西武3連戦へと、時を刻んでいた。【高山通史】

 [2008年7月25日10時14分 紙面から]


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