<ヤクルト3-4阪神>◇29日◇神宮
豪快なだけではない。新加入のリーソップが器用さを披露した。1点リードした6回からマウンドへ。先頭福地には、シュート回転して沈む変化球で中飛に封じた。重量感のある速球中心の配球だが、ときおりチェンジアップやスライダーも織り交ぜる。2死二塁のピンチでは、畠山を速球で三ゴロに抑えた。
「今日は良かった。チームの勝ちに貢献できたからね。(チェンジアップは)いつでも投げられるよ」
この日は2イニング目も投げた。7回2死二塁の場面でウィリアムスの救援を仰いだが、来日初ホールドを記録した。27日中日戦で最速156キロをマークする鮮烈デビュー。この日は150キロ止まりだったが、岡田監督は高く評価した。
「マウンドが掘れていて(球は)もう1つ走ってなかった。それでも球自体には力がある。初めてのセットポジションもどうかと思ったけど、まずまず。落ち着いていたよ」
藤川が北京五輪で離脱するため、助っ人右腕への期待は大きい。来日初めて訪れた東京。この日は昼すぎに渋谷を散策し、パソコンショップなどに入った。郷に入れば郷に従う。順応性も高そうだ。「リードした場面で投げて、キープしたままつなげて良かった。満足行く投球をできたね」とリーソップ。稲光や雨にも動じない新助っ人が、さらにチームを活性化させる。【酒井俊作】



