<オールスター:全パ5-4全セ>◇第1戦◇31日◇京セラドーム大阪
全パのソフトバンク松中信彦内野手(34)が最高のパパとして表彰台に立っていた。1点を追う9回1死一、三塁に代打で登場。カウント1-2から久保田の低いスライダーをとらえ、一、二塁間をゴロで抜く同点タイムリー。4年前に3冠王を獲得した主砲のひと振りが流れを変え、山崎のサヨナラ打を呼んだ。プロとしてふさわしいプレーに贈られる「ベストプレー賞」に選ばれ、ベンチ前の長男大輝君(6)から大きな拍手をもらった。
松中
僕の場面で(久保田は)真剣勝負でしたね。あそこはランナーをかえす場面だし、つないでもらっていたので。息子が来ていたので前半はお祭りムードでしたが、ああいうところでちゃんと打てたのが良かった。
この日は福岡から家族を招待。特に大輝君には背番号3のユニホームを着用させ、練習から試合中のベンチまで一緒だった。「ホームランを見たいと言ってたけど、そういう場面でないから」とプロの仕事を見せた。練習中は全セのヤクルト宮本に息子へのサインをお願いし、アイドルの相武紗季を見つけると「一緒に写真、いいですか」と、普通のパパとして夏休みサービスにも汗を流した。
手にした賞金100万円の使い道を聞かれると「タクシーの中で考えます」と、恵子夫人と2人の子どもと4人一緒に仲良くタクシーの後部座席に乗り込んだ。「明日は狙えるチャンスはあると思うので」と松中。左翼で先発予定の第2戦では球宴4年ぶりの本塁打がターゲットだ。8月1日に福岡市で開催される大濠花火大会にも仕掛け花火を協賛し、地元の野球少年を招待している。ソフトバンクの主砲が豪快に輝く、一夜となる。【押谷謙爾】




