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西武暴投で4度目のM点灯チャンス逃す

自らの暴投で勝ち越しの生還を許し本塁ベースカバーに入る小野寺(共同)
自らの暴投で勝ち越しの生還を許し本塁ベースカバーに入る小野寺(共同)

<西武4-7オリックス>◇18日◇西武ドーム

 またも優勝マジック点灯ならず。西武がオリックスに4-7で競り負けた。2位ソフトバンクが敗れており、勝つか引き分ければVマジック29となっていたが、4度目の点灯チャンスも逃した。7回に1度は逆転したが、小野寺の暴投などでひっくり返され、24年前に渡辺監督がプロ初勝利を挙げた記念日を白星で飾れなかった。

 4度目の挑戦となった優勝マジック点灯は、逆転負けで消えた。必勝パターンが崩れ、逃げ切りに失敗した渡辺監督は、さえない表情で切り出した。「てこ入れが必要な時期。岡本は8回をビシっと抑えられる状態にない」。セットアッパーとして我慢強く起用してきた岡本真から、小野寺に代えることを決断した。

 守護神グラマンにつなぐまでの継投に頭を悩ませてきたが、不安は的中した。逆転に成功した直後の8回から投入した岡本真が四球、二塁打を許す誤算。「小野寺の球威にかけた」とすぐに交代させたが、守備のミスが連発した。ブラゼルが一塁ゴロをはじく間に同点にされ、小野寺の暴投で勝ち越された。

 「負ける時はこんなもの。バント、守備、バッテリーでイージーミスが出た。大事なところで出るのは、まだ弱さを感じるね」。さらに指揮官を浮かない表情にさせたのは、正津のアクシデントだ。9回の登板中、異変に気付いて緊急交代させた。「右ひじに違和感があった。当分使えないと思う」。ただでさえコマ不足の中継ぎ陣で、ピンチに力を発揮してきたベテランの故障離脱は痛い。

 24年前のこの日、高卒1年目だった渡辺監督はプロ初勝利を挙げた。記念日の白星は手の届くところに見えていたが、首位を快走するチームで目立たなかった“ほころび”が次々と噴出した。中継ぎの整備、勝負どころのミス。優勝の先にある短期決戦を見据えれば、致命的な不安要素にもなる。試練を乗り越えた時、頂点が見えてくる。【柴田猛夫】

 [2008年8月19日9時11分 紙面から]


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