中日は予告していた通りWBC監督について「今季の日本シリーズ優勝監督」という意見を出したが、結果的にコミッショナーに一任せざるを得ない状況となった。1日の実行委員会に出席した伊藤球団代表は「うちと同じ意見の球団もあったし、前々年度のシリーズ優勝監督という意見もあった。その他の意見もあった。コミッショナーが球界の方と相談して決めればいいのではないでしょうか」と話した。伊藤代表によれば中日の提案に対しては「(監督決定が)時期的に遅いのではないか」などの意見が出たという。

 すでにWBC監督の打診を受け、固辞していた落合監督も中日の提案が通れば固辞を撤回するという姿勢を見せていたが即採用とはならなかった。また他球団の提案には「選手のことをよく知っている現役監督がやるべきだと思う。また前々年度のシリーズ優勝監督となると、辞めてしまっている監督もいるだろう」と意見を述べた。