<楽天0-17日本ハム>◇1日◇Kスタ宮城

 日本ハムがド派手なお祭り騒ぎで、クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。1日、今季リーグ最終戦となった楽天戦で、ダルビッシュ有投手(22)が中1日でリリーフ登板するなど先発陣はスクランブル態勢。打線は球団新記録となる先発全員の28安打、17得点の爆勝。0・5ゲーム差で追っていたロッテが西武に敗れたため、3位が確定。11日からのCS第1ステージで2位オリックスと京セラドーム大阪で対戦する。

 目的を果たした充実感が漂っていた。今季最終の144試合目でつかんだCS出場権。ダルビッシュは「1回かなりやばいところまできたので、そこから2連勝できてうれしい」と優しく笑った。

 16点差がついた7回。日本ハムの投手交代でスタンドは大きくどよめき、歓声が起きた。シーズンでは06年9月27日ソフトバンク戦以来2年ぶり、今季初めてリリーフでマウンドに向かった。

 最初の中島をスライダーで空振りの三振。続く山崎隆への150キロが死球となったが、続く代打鉄平を遊ゴロ併殺打。2イニングを無失点で乗り切った。2日前のロッテ戦で114球完投したばかりだが、最速152キロをマーク。「(不運な安打続きに)まさかと思って焦ったけど何とか抑えられてよかった」。

 予定の1回1/3を延長しての31球。「投げる準備は1週間かけてやるものなので動きには問題あった」。楽天岩隈と争っている防御率も、1・88とさらに下げた。堂々の2年連続の1点台。「下がった?

 良かったです。これで沢村賞はどうなんですか?

 やっぱり20勝の方が上ですか?

 待っときます」。2年連続の沢村賞に色気たっぷりに話した。

 2年連続の200イニング&200奪三振も達成した。ロッテ時代の伊良部以来13年ぶりの快挙を「200イニングは(五輪で)1カ月いなくてあり得ないことなので、かなりうれしい」と素直に喜んだ。

 「去年の方がスカッとしたシーズン。(でも)200イニングと全試合(先発登板の24試合)で7回以上投げられたこと」が、最大の自己評価だった。3年連続の日本シリーズ進出に向けたCS第1ステージは11日から。「オリックス相手にどう勝つか考えていきたい」。ダルビッシュのオフはまだ先だ。【村上秀明】