広島松田オーナーは15日、契約交渉が難航している広島マーティー・ブラウン監督(45)の要求を却下した。この日、同監督の代理人からの要求が球団に届いた。内容は多岐に渡っているというが同オーナーは「契約期間と年俸は認めがたい。理解不能なインセンティブもある。ほとんど否定して返事を出す」とした。

 球団は単年契約、2年目は球団のオプションとして提示している模様だが、監督側は「無条件の2年契約」を望んでいるとみられる。また「インセンティブに関しては考えてもいいというものある」と、一定の譲歩の構えも見せているが、「年俸&契約年数」では一歩も引かない姿勢だ。

 球団は今日にも監督側代理人に返答し、再び返事を待つ。その内容によっては交渉決裂で終了という可能性もある。その場合の次期監督候補と見られる山崎立翔2軍監督(50)はこの日、フェニックスリーグが行われている宮崎から広島に戻った。今日16日、秋季練習、秋季キャンプの具体的な打ち合わせをする。