監督候補絞り込みへ、4者会議が開催される。新監督人事に着手した阪神坂井信也オーナー(60=電鉄本社社長)は15日、当初の予定をキャンセルして東京出張から帰阪し、大阪市内の電鉄本社で南信男球団社長(53)と緊急トップ会談を行った。新監督選定のスケジュールを確認し、きょう16日に役員レベル4人で会合を持つことを決定。その後、星野仙一SDや吉田義男元監督(日刊スポーツ客員評論家)ら有識者の意見を聞き、最終絞り込みを図る方針を固めた。
坂井オーナーは疲れ切った表情で、電鉄本社を出た。出張先の東京から午前のうちにとんぼ返りを決め、本社に南球団社長を呼び出した。3時間に及ぶ緊急トップ会談で、動きだした監督人事問題に筋道を立てた。
「今後の概略というか、どんな形でやっていこうかということを話し合った。スケジュールを確認したというか。とりあえず、明日以降4人くらいで話そうかということで。その後に星野SDともお会いすると思います」
緊急役員会の開催も準備されたきょう16日に、まず役員レベルの4人が集まることになった。坂井オーナーに南球団社長、前球団社長でもある牧田俊洋電鉄本社常務取締役、沼沢正二球団本部長の4人だ。議決機関である役員会とは異なるが、効力はそれに匹敵する。営業担当などの役員をのぞく“現場”担当のトップ4が集結。総帥の下での集中討議で、後任監督選びを加速させる考えだ。
10月末、日本シリーズ前の決着をメドとしているが、坂井オーナーは「なるべく早くしたい。熟慮して時間をかけるのがいいこととは思わない」と結論を急いでいる。一方、南球団社長は「時間がかかるかも知れない」と慎重な見解も示すだけに、4者会合の実行で一気の進展を図る。
現段階で候補としてOBで田淵幸一元チーフ打撃コーチ、真弓明信氏(日刊スポーツ評論家)、内部昇格で平田勝男2軍監督、木戸克彦作戦兼バッテリーコーチらの名前が挙がっている。この日のトップ2会談でもこれら候補者の名前を挙げて、実質的に選定作業をスタートさせた。
「候補者の名前も出さないと話しづらいですから。l人ではない複数の名前を出して話した。そんなに、10人もいませんけど。なるべく迷惑がかからないように、やっていきたい」
4者会合で候補者を絞り込み、星野SDとの会談、監督経験のある球団OBからの助言を受けて最終結論へ。描いた青写真に沿って、坂井オーナーが監督人事を進める。




