ソフトバンク王貞治最高顧問(68)が16日、プロ志望届けを提出した東海大相模・大田泰示内野手(3年)のドラフト1巡目指名を熱望した。今オフからGM的活動を行う王最高顧問は「当然、うちの指名候補になる。将来の大砲候補としてほしいよね」と獲得に前向きな姿勢を見せた。球団はこの日、福岡ヤフードーム内でスカウト会議を招集し、1巡目指名候補選手として大田をリストアップ。他球団の動向も見極めた上で、大田の指名に乗り出す可能性が高まった。
ソフトバンク王最高顧問が、東海大相模・大田に熱烈なラブコールを送った。「当然、うちの指名候補になるでしょう。彼はもともと評価していたし、進学とか言っていたからね。将来の大砲候補としてほしいよね」。東海大進学から一転、15日にプロ志望を表明した高校通算65本塁打のスラッガーの動向に、王最高顧問も「GM」的視線で注目していた。
この日、福岡ヤフードームでは全スカウトが集結し、スカウト会議が開催された。指名候補選手の近況確認とともに、リストの絞り込みを行い、1巡目候補にはあらためて「東海大相模・大田」の名前が入った。角田雅司球団代表(55)が「大型野手はなかなか出てこない。評価はしています」と話せば、竹内孝規COO(47)は「スカウト部長から大田も視野に入れている、と報告は受けました。最下位の結果を踏まえ、ドラフト、トレード、FAと積極的にやるという方針は編成部門に伝えています」と、大田の1巡目指名に含みを持たせた。
和製大砲の獲得は、王最高顧問の念願でもあった。昨年の高校生ドラフトでも、高校通算87本塁打を放った中田翔(現日本ハム)を1巡目で指名。長期計画で、小久保、松中の次世代の長距離砲獲得、育成は急務だった。王最高顧問は「うちだけじゃないでしょう。競合覚悟?
そうなるでしょう。清原以来くらいの競合になるんじゃないの?」と、今季限りで引退したオリックス清原級の評価を大田に与えた。
今ドラフトの1巡目候補には、即戦力投手として、近大・巽を最上位に評価していた。同時に東海大進学を表明するまでは、大田も同等の評価だった。その大田がプロ志望を表明したことで、戦略は見直される。王最高顧問は「まだ編成会議もしていなし、個人的な意見になるけど」とも語り、今後、球団と協議した上で1巡目指名選手を最終決定する方針を示した。すでに巨人のほか、中日、楽天、横浜が大田指名の姿勢を見せている。秋山新監督も加えた上で編成会議を招集し、他球団の動向も見極めた上で「1巡目大田」を決定する。




