広島山崎指揮官、ブラウン流踏襲
広島の監督代行を務めている山崎立翔2軍監督(50)が19日、秋季キャンプ(25日から宮崎・日南)でも「ブラウン流」を踏襲することを明かした。ブラウン監督の契約問題が難航し、今のところ合流のメドは立っていない。連絡も一切取れない状態だが、それでも山崎2軍監督は通常体制に戻ることを前提にキャンプを進める。猛練習は行わず、これまで通り効率重視の「秋」になる。
ブラウン監督の不在が続いても、現場に“心”は残されている。契約問題が泥沼状態になっている監督に代わりタクトを握る山崎2軍監督は、キャンプの全体像を「ブラウン流」とすることを明言した。
「私がチームを見るからと言って、特別なことはしません。マーティーのやってきたことを崩さず、あくまで(監督が)帰ってくることを前提にしたい。監督が帰ってきたらすぐに引き継げるようにね。マーティーのやり方に反することはしません」。
篠田、斉藤、前田健ら若い投手を育てるため実戦形式を多くすることなど、細部では独自色を出すが、根幹は変えない。「いきなり猛練習に戻すことはない。(時間、人が)限られた中で効率を求めて練習させたい」と説明した。
ブラウン監督が3年間推し進めてきた時短練習を継続。もちろん中身は濃くなる。打撃重視の選手、守備重視の選手…など目的別にグループを分け、個々のレベルアップを図る。「課題や強化ポイントは各コーチが分かっている」と信頼している。朝の散歩も復活させる気はない。
続投で合意していた監督にまさかの契約問題が発生。決裂寸前まで事態が悪化している。球団は合意に至るまでブラウン監督をチームから遠ざける構え。「現監督」がオフの編成方針、コーチ人事からキャンプまで一切、関与していない。監督はスタッフとも連絡を取っていない。
山崎2軍監督は「複雑というか、カープのことを考えたら早くこの問題をすっきりさせたい気持ちはある」と心配する。交渉決裂の場合、自身も次期監督候補に挙がるが「マーティーが合意したら、その時点で交代すると球団から言われている」と“代行”の気持ちを崩すつもりはない。
現状ではブラウン監督が戻る保証は一切ないが、現場は「最悪の事態」を想定せずに、足元を見つめてブラウン流を貫く。【柏原誠】
[2008年10月20日10時29分 紙面から]
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