今月末にプロ入り初めての契約更改交渉を迎える日本ハム中田翔内野手(19)の来季年俸が、ダウン提示となることが1日、分かった。今季は左手首の骨折などもあり、ファーム暮らしのまま1年目を終了。推定1500万円の年俸から微減する見込みだ。

 中田の人生最初の契約交渉は苦い経験になりそうだ。今季1500万円から、球団はダウン提示する方針。ファームでは56試合に出場し打率2割5分5厘、11本塁打、31打点と高卒1年目としては上々の数字を残したが、故障の影響もあって1軍出場がないままルーキーイヤーを終えた。ドラフト1巡目としてかけられた大きな期待を裏切った形となった。

 メディア露出などは、ほかの選手に比べれば群を抜いて多かった。2軍鎌ケ谷の集客も増えるなど“中田効果”があったのは事実。だが、現実はシビア。球団幹部は「メディアに出るといっても、形はいろいろある。いいイメージのものばかりではないから」と説明した。“広告塔”としての特別査定がないことを強調し、来季以降の奮起を期待する。

 この日、沖縄・国頭村での秋季キャンプは休養日。ゆっくりと体を休めた中田に、うれしい知らせもあった。梨田監督は「今のレベルなら(1軍選手と)遜色(そんしょく)ない。体力もついてきているし、守備でも下(半身)が使えるようになってきた」と評価。来年の春季キャンプは1軍スタートさせる考えがあることを明かした。「今はとにかく守備をがんばりたい。ゴールデングラブ賞取りたいですね」と、2日の第2クールからも課題の守備を徹底する。悔しさを糧にして、来季のリベンジを期す。【本間翼】