巨人渡辺恒雄会長(82)は、原監督の3年契約での続投を間接的に認めた。この日夜、都内ホテルで会食後、開口一番「誰から聞いた?

 本人か。フフッ。オレは何も言ってない」。一瞬緊張した空気が流れたが「(ドラフト1位の)大田君を育てるのに、最低2年はかかるということだった。よろしく頼む、と。モノになるのは3年だから、3年は必要だろう」と、3年間で大物ルーキーの育成を託す意向を示した。

 同会長は会談の席上、日本シリーズの敗因について聞いたという。「越智を何で続投?

 なぜ1度降ろした李承■をまた使う?

 オレには理解できない。来年は名監督になるだろう」と、1年間の苦労をねぎらう姿勢はなかった。来年、WBC監督の重責も担うが、「(シーズンより)こっちの方が大事だ。原君には重荷だと思うが。彼は明るいから」と配慮もなし。親会社のトップとして、数時間前に重責を託した責任者とは思えない傍若無人さのまま引き揚げた。【宮下敬至】※■は火へんに華