広島が12日、横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗内野手(38)と来季の契約を結ぶことを発表した。松田オーナーは「内野手に優勝を経験しているベテランが1人いればいい。(シーズン終盤の)順位を競ったときにすごく役に立つ」と説明し、98年優勝の主力だった経験を高評価した。

 プロ通算2307安打のリードオフマンは7番など下位打線でポイントゲッターの役割を期待され、三塁手のレギュラー候補だ。石井はこの日、神奈川・横須賀のベイスターズ球場で練習。「戦力として認めてもらった上で取ってくれたことがうれしい。これからはカープのために力になれるよう、一から頑張ります」と話した。