前田智が石井琢にエール-。横浜を戦力外となり、広島に入団が決まった石井琢朗内野手(38)。14日、球団を訪れた前田智徳外野手(37)が「しぶとさは健在だと思う」などと話し、名球会の盟友にエールを送った。2人はともに2000本安打を放っており、石井琢が1歳年上。2人合わせて通算4378安打。ベテランのヒットマンが、カープを支えていく。

 百戦錬磨の安打製造機-。酸いも甘いも知っているからこそ、石井琢が歩んできた苦労も分かる。口をつく言葉が、自然とエールになっていった。

 前田智

 石井さんの野球を続けたいという情熱がかなった。それが1番だと思います。今まで戦ってきたイメージは「1番・ショート」でしぶとい選手ということ。しぶとさは健在でしょう。

 ともに名球会の会員。会えばあいさつもするし、話もする。互いにこれまでの野球人生で故障もあった。ケガの話などもしたことがあるという。

 前田智

 ともに中心選手としてと戦ってきた。だけど、野球選手はみんな衰えがくる。石井さんがまた野球ができる。それが1番。しかもカープで。名球会の先輩が入ってくる。

 ブラウン監督は石井琢といえども特別扱いしない方針。一からのスタートになり競争となる。バランスのとれた石井琢、打撃はまだまだ衰えぬ前田智。タイプの違う2人の名球会選手が、チームメートになることが、カープにどんな化学反応をもたらすのか。

 前田智

 「心強い」と感じるのはこれからでしょう。(石井さんは)まだまだやれるはずですよ。

 最後の言葉は、自分自身に向けられているようにも聞こえた。【網孝広】