びっくりの突撃交渉に「残留します」-。今季国内FA権を取得した阪神福原忍投手(31)が14日、まったく予定になかった「残留交渉」で権利を行使しない旨を球団に伝えた。
この日、荷物整理で甲子園のクラブハウスを訪れた福原は、まさに「休日のパパ」といったカジュアルな私服姿で登場した。車を降りた際、報道陣から「これから沼沢球団本部長と会うのか」という問い掛けに「違います、違います」と否定して室内に姿を消した。それから約1時間半後…。本来の目的であった荷物を左脇に抱えて出てきた福原は、室内で偶然会った沼沢球団本部長と“即席交渉”に臨んだことを明かした。
福原
室内で部長と(FA宣言について)話す機会が会ったのでFA宣言はしませんと伝えた。来年は頑張れよと言って頂いた。
沼沢球団本部長は狙っていたのかもしれない。当初は「明日以降に会う予定だった」と15日以降を予定していた。しかし本部長の“嗅覚”が福原の存在を察知したのか、ロッカー室にいたところを発見され、交渉の席についた。
沼沢球団本部長
選手ロッカーをのぞいたら福原がいたので。話しをしようかということになった。
予期せぬ交渉だったが、基本線は固めていた福原は、スッキリした表情でマイカーに乗り込んだ。今季は右手人さし指骨折もあり、わずか3勝。昨年も2勝止まりと、チームに貢献できていない思いは強い。「来年は何とか1年間、ケガをせずに投げきりたい」と福原。沼沢球団本部長も「ひと安心。ここ2年間はケガで悔しい思いをしただろうし、先発の柱として期待しているから」と笑顔で話した。予定外の交渉となったため、条件提示は次回に持ち越しとなったが、両者にとって有意義なハプニングだった。




