横浜からFA宣言し、メジャー移籍を第1希望としている相川亮二捕手(32)が20日、米国で代理人契約をかわして帰国した。成田空港に到着した相川は、今回のFA宣言でメジャー移籍を最優先に検討していることをあらためて強調。ランディ・ジョンソンらメジャー大物選手の契約を受け持つアラン・ニーロ氏と代理人契約を結んだことを明かし「今回の渡米では今後へ向けて大きな収穫が得られた」と語った。

 すでに国内ではヤクルトが獲得の意思を表明している。「野球選手としてありがたいことです。そういうお話をいただけるのであればぜひ聞いてみたい」。すでに横浜からは、米球界への移籍決定時期が早くても12月にずれ込むことから、来季契約は不可能と伝えられている。仮に米球界移籍が実現しなかった場合は国内他球団への移籍となる。

 「せっかく夢だったアメリカに移籍できるチャンスがもらえて、何もせずに悔いを残すことはしたくなかった。たとえ契約できなくてもやるべきことはやった」。今後は、予定されていた球団行事には参加せず、進路探しに力を注ぐ。米球界から声が掛かれば、再渡米して自分をアピールするという。