阪神真弓監督、三浦を「信じている」
急かさないのも誠意!? 阪神サイドは三浦大輔投手(34)との第1回交渉を受け、持久戦に持ち込むことを決めた。報告を受けた真弓明信監督(55)が「将来にわたる大事なことなので慎重に考えてもらいたい」と呼びかけた。南信男球団社長(53)は次回交渉に出馬する意向を示しながら、時期を区切らずに三浦の決断を待つ姿勢を強調した。
三浦との交渉と時を同じくして、大阪市内のホテル阪神で阪神は納会を開いていた。坂井オーナー、南球団社長らフロント陣と真弓監督以下全選手、コーチが一堂に介していた。宴の途中で三浦との交渉団から届いた第1報は、獲得への手ごたえとともに不透明さも含んでいた。
真弓監督 報告は聞いた。『手ごたえ、はあるけれど分からない』というような内容ですか。きっといい感じなのでしょう。ぼく自身は信じている。
三浦本人と対面して言葉を交わしたわけではない。それだけにもどかしいが、三浦には即断を求めない方向で一致した。南球団社長が「彼にとっても転機で大事な分岐点。悩む気持ちはよく分かる。粘り強く交渉しようと思う」と念を押した。真弓監督も「大事なこと。将来的に大事なところなので慎重に考える時間が必要でしょう。十分に考えて欲しい」と話した。
南球団社長は、時期は未定ながら次回交渉に出馬する意欲をみせた。「機会があれば出向きたい。直接あって口説き落としたい」と話した。FA戦略では川上とのWアタックも検討していたが、三浦に一本化。時間をかけてでも交渉を重ねる戦略が固まっている。より強い誠意を示すために、次回交渉は球団トップが横浜に足を運ぶことになる。
真弓監督ら現場が評価するのは、三浦の力量とともに、エースとして長く横浜を引っ張ってきた経験だ。この日も指揮官は「一緒にやるイメージはできている。ほかの選手に与える影響は、ゲームだけでなく練習の段階から勉強になるでしょう。特に若い選手が出てこようというチームだから」と若手へのお手本役を期待した。現役時代にトレードを経験しているだけに主力選手の移籍がチームに及ぼすプラス面まで頭に浮かんでいる。手ごたえの第1回交渉から、阪神がさらに攻勢をかける。
[2008年11月21日10時39分 紙面から]
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