日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が22日、WBCについて、初めて出場の意向を明かした。今年の北京五輪でもマウンドに上がったエースが、再び日の丸を背負って戦う決意を示した。送り出す梨田昌孝監督(55)も原辰徳日本代表監督(50)に全面協力する姿勢を示した。
札幌市内で行われた球団納会に出席したダルビッシュは、雪もちらつく冷気に体を震わせながらも、口調ははっきりとしていた。「WBC出場?
はい。断る理由はありません。大きなチャレンジ?
もちろん、そうですね」。北京五輪代表のエースが、再び日の丸を背負って世界と戦う決意を口にした。
シーズン終了後も休むことなく体を動かしている。WBC開幕は3月5日。「例年より早めを意識して?
そういうのもあります」。日本のエースの照準は、すでにWBCのマウンドに合っていた。北京五輪とは違い、イチロー、松坂らメジャーリーガーも候補メンバーに名を連ねる。だが今季も16勝(4敗)を挙げ、2年連続200イニング&200奪三振を達成するなど国内での実績は十分。「誰とやっても変わらないんで」と自信ものぞかせた。
送り出す梨田監督も原日本代表監督への全権委任を明言した。北京五輪ではキューバ戦と米国戦に先発したが、3位決定戦ではリードを許した場面でマウンドに上がる“敗戦処理”となり、起用法は賛否両論にわかれた。だが梨田監督は「リリーフだったら(代表に)出さないということはない。出したら、こちらでは何もできないしね。そうじゃないと(協力しないと)前に進んでいかないから」。今季セ・リーグを制した原監督の手腕を信頼し、全面的に託すことを決めた。
中日4選手全員が辞退したことについても「足並みがそろわないと原監督もやりづらいだろう」と代表指揮官を気遣った。また大社オーナーも「ウチはホイホイいってほしい。サムライ・ジャパンのためというよりも、自分の名前を売ってきてほしい」。球団をあげての全面協力体制を強調した。
交流戦では敵将として対決した原監督が指揮官となる。ダルビッシュは「イメージも何もあのまんまですよ」とサラリ。サムライ・ジャパンの一員として、世界連覇に貢献する準備はできている。【本間翼】




