台湾出身の巨人林■羽豪(リン・イーハウ)投手(17)が、12月に台湾で行われるWBC代表1次合宿に合流することが26日、分かった。林は入団3年目の育成選手。2軍での地道な下半身強化からスタートし、今季はファーム教育リーグで最速157キロを計測するなど、将来性豊かな右腕だ。同じく台湾出身の育成選手、李●鴻(リー・イーハウ)投手(15)も合宿に参加するが、林はアピールが認められれば正式に代表入りする可能性がある。

 ダイヤの原石に大きなチャンスが訪れた。ジャイアンツ球場で行われている秋季練習に参加中の林は、28日に台湾へ帰国。来月1日から約1カ月行われるWBC台湾代表1次合宿に参加することになった。若手主体のメンバーでのセレクションを兼ねた合宿で、存在をアピールし大抜てきを狙う。「うれしい。巨人を代表して頑張ってきます」と目を輝かせた。

 合宿後も帰国せず、現地の教育リーグに参加、実戦練習を積む予定。「この時期、試合で投げられるのはいいことです」と前向きだ。伸び盛りの17歳は腕を磨き、日本でのデビューを前に、世界のひのき舞台を目指す。

 ※■=羽かんむりに廾、●=日かんむりに立