えりちゃん、受けて立つ!

 阪神が、吉田えり投手(16=川崎北高2年)が入団した関西独立リーグ・神戸との対戦を歓迎した。真弓明信監督(55)は「ナックルボーラーか。チュンちゃん(=中田良弘監督)のチームやね。チュンちゃんと平田2軍監督は同い年だから、十分に話し合って試合を組んだらいいよね。ファームでも試合になかなか出られない選手にはチャンスになるから」と感心した。

 沼沢球団本部長は実務的に対戦を望んだ。「協力はします。やってくれと言われれば神戸に限らず(元阪神藤田平監督の)和歌山ともやりたい」と前向きだ。04年の球界再編からウエスタンリーグは5球団で形勢され、試合数が減っている。また、今ドラフトの育成枠で3選手を指名するなど同枠を拡充している事情もある。沼沢本部長はえりちゃんの登板可能性に「ええやん」と笑みを浮かべたが、話題性だけでなく練習試合は若虎軍団にも必要だ。