西武大久保博元打撃コーチ(41)の来季フロントへの配置転換が、早ければ週明けの8日にも発表される。6日、球団で来季コーチスタッフの契約更改が行われたが、同コーチの姿はなかった。サインを終えたコーチ陣は、大久保コーチの話題になると一様に口を閉ざし、日本一チームとは思えないピリピリムードが漂った。

 昨季Bクラスからの立て直しに大きく貢献した大久保コーチだが、アジアシリーズ開幕前日に知人女性にケガを負わせたトラブルが発覚した。その後も週刊誌でプライベートな問題を報じられた。一連の騒動の事実を重く見た球団は打撃コーチを更迭、編成担当などフロントへの配置転換を決断したようだ。大久保コーチは「いろんな人に迷惑をかけてしまった。球団からは何も聞いていないけど、監督を男にするためなら、どんなポジションでも精いっぱいやるつもりです」と話した。本業の野球で取り返したい思いは強く、たとえ裏方でも渡辺監督を支える決意でいる。

 この日、コーチ契約更改交渉にあたった前田球団本部長は「予定が合わなかった数名のコーチは来ることができなかった。来週にはスタッフを発表したい」と話すにとどめた。大久保コーチのフロント入りに伴い、来季から新設する野手チーフコーチとして、今季までソフトバンクでバッテリーコーチを務めたOBの大石友好氏(54)を招聘(しょうへい)する方針だ。