阪神の鳥谷敬内野手(27)が8日、大阪市内でラジオ番組出演後、2つの“お題”ならぬ、年俸1億円と来季100点の2つの「大台」について語った。

 1つ目の「大台」は、もう目前。鳥谷の今季契約更改は、近日中にも行われる予定だが、プロ5年目で最高80打点を記録し、今季9100万円(推定)から虎生え抜き10人目となる1億円突破は確実。普段は慎重に言葉を選ぶ男が、表情を緩ませつつ「まあ、そうなってもらわないと…」と余裕を見せた。もちろん「自分で決めることじゃないですけど…どうなるか分からないですし」と、瞬時に表情を引き締めたが、1億円プレーヤーにふさわしい主軸としての自覚はある。

 2つ目の「大台」は、打撃成績。具体的数字こそ出さなかったが「率をしっかり上げれば、その分は数字(打点)に出てくると思う」と語った。番組の中で、リスナーから「来年は3割、30本、100打点をお願いします」とのメッセージが寄せられた。「30本はちょっと厳しいですね。ホームランバッターじゃないし。でも20本は…」と苦笑しながらも今季13本からの増産を誓った。

 100打点も手の届かない大台ではない。連日、甲子園の室内練習場でトレーニングに励む鳥谷はこの日、毎年ノルマとしてきた「3割20本

 日本一」と、打点外しの公約を掲げた。もっとも「目標100打点」に首を横に振ることはなく、番組後には「もちろん今年より多く、という気持ちはありますよ」と話し、大台を視野に入れた来季へ目を向けていた。【村上久美子】