予定オーダーを塗り替えろ!

 阪神真弓明信監督(55)が20日、現時点での開幕スタメンオーダーを明らかにした。1番中堅赤星、2番三塁関本、3番遊撃鳥谷、4番左翼金本、5番一塁新井、6番右翼メンチ、7番捕手矢野、8番二塁平野。ただ、このオーダーは実績に基づくものではあるが、不動ではない。開幕時、何人の名前が変更されているか、指揮官は楽しみにしている。

 真弓監督

 調子の良い、悪いもあるだろうし、多少の故障もある。(予定オーダーは)あくまで今のところのもの。どんどん力をつけて、それ以外の選手が出てくることは大歓迎。

 木戸克彦ヘッドコーチ(47)も思いは同じだ。野口が横浜にFA移籍。「第2の捕手」争いが激化する中、予想外の選手の台頭を求めた。「(シーズン前に)横浜内川が首位打者を取ると思っていたか?

 第2の内川じゃないけど、何があるか分からない」。来季は短所には目をつぶって、積極的に若手捕手を登用する方針を明かした。

 木戸ヘッドコーチ

 さらけ出せと言ったら、良いところも悪いところも出てくる。悪いところを見てしまうから、矢野だけになってしまう。(来季は)若い選手を使わないと。昔の阪神は弱かったけど、最近は勝っているから(起用法も)削除法になる。打てないからダメ、走れないからダメとね。長所を伸ばせば、段々短所は消えていくはず。

 トラの首脳陣が、うれしいサプライズを待っている。【佐井陽介】

 [2008年12月21日11時49分

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