来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表を率いる巨人原辰徳監督(50)が22日、「JAPAN」のユニホームを着たままでも、巨人キャンプを指導する意向を明かした。この日、ハワイ優勝旅行から帰国。来年2月15日から22日まで日本代表の宮崎合宿と巨人キャンプが重なるが、最終日の22日まで時間が許す限りチームに目を光らせる。
巨人を放っておくわけにはいかない。原監督は「自分の労力は大変だけど、巨人もWBCも両方大事。WBCのユニホームを着たまま巨人を指導することもあるでしょう。着替える時間も惜しいわけだから」と、2月のキャンプで分刻みのスケジュールをこなす気構えを見せた。この日もハワイから帰国すると、すぐに都内でイベントに参加するなど多忙だったが、身を粉にして「兼任監督」を務めるつもりだ。
2月は1日に巨人のキャンプが宮崎で始まる。並行してWBCのスタッフ会議を行い、15日に日本代表のメンバーが集結してからは、WBCに専念せざるを得ないと思われていた。しかし練習の時間をあえて同じにしたり、なるべく原監督が両方を見ることができるようにメニューを組む。「WBCの練習の後、巨人のキャンプを見られる。室内練習場やブルペンで一緒になる時は、(巨人の若手にとっては)いい勉強の場にもなる」と話した。
ユニホームは原監督にとって重要な意味を持つ。日本代表監督就任直後には「巨人のユニホームを着ている時は巨人のことに集中する」と話していた。戦闘服を替えることによって、気持ちの切り替えにもつなげようとしていた。だが、2月の状況を見るとそうは言っていられなくなった。
ギリギリまで巨人を指導したい理由もある。小笠原が抜けた後の三塁を争うドラフト1位ルーキー大田泰示(18=東海大相模)と中井の様子など、気がかりなことは枚挙にいとまがない。心おきなく、世界を相手の戦いの中に身を投じるためにも、宮崎を離れる22日まで、チームも指導する。【竹内智信】
[2008年12月23日8時0分
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