巨人のドラフト1位、東海大相模・大田泰示内野手(18=3年)が2日、故郷の広島県福山市内のグラウンドで始動、早くもフリー打撃を行った。松井秀喜(現ヤンキース)が長年背負った巨人の「55」を引き継ぐ注目の大型新人が新年に立てた誓いは「開幕1軍」。3月11日に福山で行われるオープン戦でアピールする計画を明かした。また、松井の入団時以来となる大がかりなテレビカメラ密着取材が行われることもわかった。

 努力を忘れなければ、現実になるかも知れない。大器にふさわしい年頭の誓いを大田は立てた。小学6年生から本格的に始めた野球。プロの第1歩に「原点」となった福山のグラウンドを選び、3時間の練習を行った。

 大田

 目標は開幕1軍です。3月中旬に地元でオープン戦がある。ベンチに入ることもそうですけど、しっかりゲームに出ることができたら、地元に最高の恩返しにもなります。

 3月11日に福山で行われる、広島とのオープン戦。目指すべき具体的な目標がハッキリ見えていた。チーム内サバイバルがし烈を極めるこの時期に、ゲームに出て結果を残すことは開幕1軍に直結する。加えて正三塁手の小笠原はWBC代表に選出されることが確実。キャンプからアピールを続ければ大田にも1軍入りのチャンスは十分ある。

 始動からいきなりバットを握り、フルメニューをこなしたのも目標達成のためだ。「松井さん以上の活躍をしないと、認めてもらえない。そのためには努力をしなくてはいけない。期待されていることをモチベーションにして、練習します」と重圧を正面から受ける覚悟も決まった。

 中学時代、地元で行われた少年野球教室で原監督と出会った。「頑張れよ」の言葉が忘れられず、卒業と同時に親元を離れ東海大相模進学を選んだ。「三塁といえば長嶋さんに、原監督に、小笠原さん。ホットコーナーだけに、熱い選手になりたい」。この日の三塁ノックで見せた地肩の強さに、フリー打撃の大きなフォロースルー。あこがれを追い続け、ついに恩人の待つ巨人の門をたたくところまできた。「自分は若い。勢いで突っ走っていきたい」。4日に母校に戻り、8日からの新人合同自主トレに備える。背番号「55」が満を持して競争の輪に飛び込む。【宮下敬至】

 [2009年1月3日8時41分

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