ソフトバンク馬原孝浩投手(27)が「サムライ」になる。2日に福岡ヤフードームを訪れ、自主トレ中の8日に熊本県内の寺院で行う護摩行の際に、日本刀の真剣でワラを斬(き)る修行を追加することを明かした。王貞治会長(68)も現役時代に導入していた荒行で精神力強化を図り、WBC日本代表とチームの双方でフル稼働を目指す。
「日本刀で(棒状に丸めた)畳を斬ります。前監督がやっていたようなものです。(野球に)つながるものがあれば」。挑戦するのは「斬試(ざんし)」と呼ばれる修行で、古武道の小岱(しょうだい)流の師範から手ほどきを受けてワラを一刀両断にする。昨年末に体験した高橋秀から「勉強になった」と伝え聞き、追加を決断した。
1歩間違えれば大けがにつながる半面、極限状態での集中力を養うことができる。「僕のポジションは精神的な部分が大きい」。このほか座禅や写経も行う予定。護摩行を含め全4種類の修行でストッパーとして必要な精神面を鍛え直す。
肉体面の準備にも余念はない。12月中旬には和田とともに3日間で100キロを走破。元日も休まずランニングとシャドー投球を行った。3日に熊本へ入り、翌4日からはキャッチボールも始める。「もう野球漬けです。2月1日にはブルペンで投げられるようにしたい。シーズンをフルで戦うために、妥協せずやっていく」。目指すはWBCから日本シリーズまで1年間のフル回転。右肩痛で出遅れて11セーブにとどまった昨年の悔しさを晴らすためにも、まずは心の甘えを斬り捨てる。【太田尚樹】
[2009年1月3日11時20分
紙面から]ソーシャルブックマーク




