阪神のドラフト4位ルーキー西村憲投手(4年=九産大)が“九州ダービー制覇”で意欲を示した。4日、母校・九産大での自主トレを公開した新人右腕は、1年目からの先発ローテ入りを宣言。上園、白仁田ら同郷出身の先輩投手との先発争いに並々ならぬ闘志を燃やした。他にも下柳、安藤と先発陣には九州出身者が多いため、敬意を表しながらも、新たに取得を目指すカーブを武器に、真っ向勝負を挑む心構えだ。
迷いは一切ない。西村の心の中は、先発1本に絞り込まれていた。希望を胸に挑むプロ1年目。自主トレを公開したルーキー右腕は「やっぱり先発がしたい。阪神の投手陣は層が厚いけど、頑張ってそこに入って行きたいです」と1年目からの先発ローテ入りを高らかに宣言した。
阪神の今季先発陣は開幕投手大本命の安藤を筆頭に、4年連続2ケタ勝利を継続中のベテラン下柳、昨季自己最多の10勝を挙げた岩田が当確。他の枠を残った投手で争うことになるが、若手候補の中には07年新人王の上園、昨秋キャンプで真弓監督の評価を上げた白仁田と、福岡出身投手が顔をそろえる。「安藤さん、下柳さんも九州の方ですよね。いろいろ相談できることはプラスと思う。でも、それと勝負は別。先輩に助けを借りながらも頑張りたい」。安藤、下柳も含めた“九州ダービー制覇”に闘志を燃やした。
もちろん、自身のさらなるレベルアップが必要なことも理解している。大学時代は150キロに迫る直球にキレ味鋭いスライダー、大学に入って習得したシュートを武器に、大学通算17勝をマークした。今年からはプロの世界に舞台を移すため、カーブの習得に挑戦中だ。「今のままじゃ通用しないことは分かっていますから。投球の幅を広げるためにもカーブを覚えないと。長い回を放りたいですし」。1年目から先発としてフル稼働することを視野に入れており、この日のキャッチボールでも最後にカーブを5球投げて終了。投球フォームを確認するほど、念入りだった。
ドラフト指名後、黒田編成部長から指名あいさつを受けた西村は「ドラフトの順番は関係ない。入ってしまえばみんな横一線という気持ちで頑張ります」と“下克上”を誓っていた。並み居る先輩投手と互角に戦うためにも、気持ちで負けてはいられない。【石田泰隆】
[2009年1月5日10時37分
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