ソフトバンクのドラフト1位、巽真悟投手(21=近大)が7日、イタリア製高級寝具とともに西戸崎合宿所(福岡市東区)へ入寮した。寝るルーキーは育つ?

 とばかりに巽が合宿所に送った荷物の中で、ひときわ目立ったのが寝具だった。イタリア製の高反発マットレス「マニフレックス」。ヤクルト青木も御用達というそのマットレスは、最高級グレードは30万円近くする代物だ。「両親に選んでもらったので、よく分かりませんが、青木さんが使っているというのは聞いてます」。両親の見立てながら、そこには巽の意思が反映されていた。

 掲げた目標は、ズバリ「ケガをしないこと」だった。「まず第一にケガをしないこと。ケガをしなければチャンスはいただけると思うので」。即戦力ルーキーとして期待されるが、故障の怖さは身近の体験談として聞いた。大学の先輩でもある大隣は、1年目のキャンプ前から故障の連続で、2勝どまりに終わった。「1年目はケガをしないことが目標ですので、そのためにも気を使っていきたい」と体調維持には自己投資を惜しまないつもりだ。その考えが、高級マットレスにも表れていた。

 現在の体重は67キロ。当面は70キロを目標に、最終的には75キロくらいまで体をビルドアップしたいという。近大での練習では、先輩のオリックス小瀬に体づくりについてもアドバイスをもらった。「小瀬さんは米をあまり食べず、肉を中心に食べていると聞きました。体が大きくなったように見えたし、試してみようかなと思います」と肉食中心の食生活も検討中。「自分のペースでやっていきたいけど、ほかの選手の姿を見て、いいものは取り入れていきたい」。健康アイテムから知識まで、プロで活躍するためなら、巽は貪欲(どんよく)に吸収する。【中村泰三】

 [2009年1月8日9時30分

 紙面から]ソーシャルブックマーク