ソフトバンク川崎宗則内野手(27)が、WBCのレギュラー確保へ「自己チュー宣言」だ。8日に故郷の鹿児島・姶良(あいら)町で自主トレを公開。西武中島らとの正遊撃手争いに向け「自分のことばっかり考えて野球をやりたい」と“自分勝手”を貫いて調整していく姿勢を示した。

 覚悟は練習風景に表れていた。昨年は本多ら4球団6人の後輩を引き連れていたが、今年の始動に帯同した選手は同じ鹿児島出身の巨人伊集院だけ。「スタートはゆっくり集中してやりたかった」と強調した。伊集院ともペースを合わせることなく、キャッチボールやフリー打撃では、自ら取り寄せたWBCの大会公式球を使用したほか、必要最低限以外は別メニューで黙々と練習に打ち込んだ。

 日本代表ではイチローと若手選手とのパイプ役も期待されるが「自分の役割とかは特に考えてない」と無理して自然体を崩すつもりはない。「(日本代表に)選ばれないと始まらない。危機感は常にある。中島や片岡も(代表候補に)入っている。彼らに負けないようにいい準備をしたい」。まずはレギュラー確保に専念して、自分の調整だけに全精力を注いでいく。

 大会への意気込みを問われると「できれば4番を打ちたい」「すべてにおいてイチローさんに負けたくない」と、あえて大きな目標を掲げ「それぐらいの気持ちでいかないとダメ」と自分にムチを入れた。昨夏の北京五輪では左足甲を痛めて先発落ちも味わうなど「悔しい思いをした」。自らの手で雪辱を果たすため、なりふり構わず突っ走る。【太田尚樹】

 [2009年1月9日9時38分

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