落合監督の“秘蔵っ子”ルーキーが、新人合同自主トレ初日から猛ハッスルだ。ナゴヤ球場で11日、新人合同自主トレがスタートし、ドラフト1位の野本圭外野手(24=日本通運)がただひとりマシン打撃を「おかわり」した。他の新人とともにマシンのボールを打ち返したが、割り当てられた時間では足りなかった。屋内練習場の打撃ケージに居残り、30分間バットを振り続けた。

 “初日”でも試運転のつもりはなかった。「芯で合わせづらかったけど、自分のスイングをできるようにしたい。キャンプではとにかくバットを振ると聞いているので、それまでに振り込んでおきたい」。駒大、日本通運時代は主に打撃投手を相手にしていた経緯もあり、苦手なマシン打撃に慣れておきたい気持ちも強かったようだ。

 落合監督からは開幕中堅候補として期待されている。「監督に評価してもらったのはうれしい。期待にこたえたい。今日は365日で1番楽な日と聞いています。キャンプは何とかついていきたい」。キャンプ1軍スタートが内定している即戦力外野手は、過酷な守備位置争いに向け早くも臨戦態勢に入った。

 [2009年1月12日13時21分

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