【コンプトン(米カリフォルニア州)16日(日本時間17日)=四竈衛】ジャパンの抑えは任せろ!
3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補の阪神藤川球児投手(28)が、昨年末から続けているロサンゼルス近郊での自主トレを公開し、WBCで「抑え」としての責任を果たすことに専念する考えを明かした。2月の沖縄・宜野座キャンプでは第1クールから実戦形式の打撃練習に登板。抑え候補だったレッドソックス斎藤隆投手(38)が出場辞退したこともあり、不動の守護神として例年より1カ月以上早いペースで調整する。
藤川の言葉は自覚にあふれていた。最高気温29度。昨年12月21日から温暖なロサンゼルス近郊で自主トレを続けてきただけに、調整は順調だ。今年3月のWBCへ、周囲の期待は痛いほど感じていた。「責任があること。今やっていることを継続すれば、いい結果が出ると思う。必要とされて出場する限りは幸せに感じて、期待に応えられるようにしたいですね」。
日本の守護神としての気構えは、早い時期から備わっていた。06年の第1回大会では大塚(当時レンジャース)、昨年の北京五輪でも上原(オリオールズ)と先輩クローザーをサポートする立場だった。だが、今回は違う。出場の打診を受けた時点で、抑えの決意を固めた。背番号も阪神と同じ「22」に内定。「自分にとって背番号も意味があるし、ポジションにもこだわりはある。意気に感じたからこそ出るわけですし、やる気になれる方が幸せですから」。
すでにWBCから逆算した調整プランも練り上げた。前日には、早くも同地でマイナー選手相手にフリー打撃に登板。2月の沖縄・宜野座キャンプでは第1クールからシート打撃などに登板し、宮崎での代表合宿前の15日までに4~5回は実戦形式で投げる予定だ。「(阪神に)協力してもらえないと出られないし、帰ってから話し合いたい。WBCでは(例年の)5月ぐらいの状態にしたいです」。当面はWBC使用球で調整する意向。27日の帰国後、真弓監督ら首脳陣の了承を得たうえで、通常より約1カ月半早いペースで仕上げていく。
現時点では連覇のかかるWBCを最優先事項に掲げる一方で、長丁場となる公式戦への試算も忘れてはいない。「不安は不安ですが、それも自己責任。準備はできてますし、しゃあないでしょ、やらな」。何度となく、口を突いて出た言葉が「責任」。藤川の09年の決意は生半可ではない。
[2009年1月18日9時25分
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