夢はかなうもの、夢をあきらめないで-。楽天の永井怜投手(24)と内村賢介内野手(22)が17日、仙台市の若林区中央市民センターでイベント「夢を追い求め」に出席し、トークショーを行った。2人とも「野球エリート」とはいえない経歴の苦労人。環境に恵まれなくても、体が小さくても、努力すれば夢は実現できるという大切さを、市内の約500人の小学生に伝えた。

 2人の「若鷲」が、少年少女たちに勇気を与えた。2人が招待されたイベントは、教諭らで組織される若林区嘱託社会教育主事研究協議会による主催行事で、今年で3度目の開催。3年目を迎える右腕永井と、昨季、ルーキーイヤーでブレークした内村が、それぞれの経験をもとに、子どもたちに熱い気持ちを伝えた。

 永井は一般入試で東洋大に入学。東農大二高の野球部を引退後は毎日、勉強の日々だった。大学2年から力を発揮してプロ入りの夢をかなえたが、永井は「プロになれるとは思っていなかったので、先生を目指していた」。ドラフト直前も教員免許取得のため教育実習中だった。「野球に専念できない中でも人一倍、練習を頑張った」と胸を張って話した。

 日本球界最低身163センチの内村は、小さな体で大きな夢をかなえた。JFE西日本に在籍時は出場機会に恵まれず、自ら退部して07年から北信越BCリーグ石川に移籍。盗塁王に輝くなどし、同年のドラフトで育成選手として楽天に入団した。昨年7月に支配下選手登録され、新人ながら二塁のレギュラーに定着。「いっぱい食べて、いっぱい寝ないと、僕みたいに小さくなっちゃいますよ」と笑いも誘ってエールを送った。

 内村は既にKスタ宮城で自主トレを開始し、永井も18日から始動する。「この大きな声援を聞いて、よりいっそう頑張らなきゃと思いました」。ともに、野村監督の胴上げを目標に挑む今季に向けて、パワーをもらっていたようだ。【由本裕貴】

 [2009年1月18日12時13分

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