横浜の新人全5選手が2月からの沖縄・宜野湾キャンプで1軍メンバーに入る。19日、横浜市内のホテルでスタッフ会議が行われ、大矢監督は「今の状態だと体も大丈夫ということなので、新人は全員(1軍キャンプに)連れて行きます」と明言した。新人全選手が1軍帯同するのは異例。昨季最下位からの大脱出へ、即戦力の働きを求めている証しだった。

 ドラフト1位の松本啓二朗外野手(22=早大)へは定位置どりを期待する。同監督は「1番中堅で出てくれれば最高。そういう練習もやらせたい」と、2月14日に始まる練習試合(相手、場所未定)で切り込み隊長テストを行う可能性を示唆。また藤江、小杉の両新人投手に杉本投手コーチは「社会人からだし、見てみたい」と説明。課題の投手力アップのため横一線でスタートさせる。

 大矢監督は全新人に「できればすぐ一線で使いたい。成長を待っているところではない」と危機感さえ漂わせた。全戦力をフル稼働させ、低迷を打破する。

 [2009年1月20日8時41分

 紙面から]ソーシャルブックマーク