広島喜田剛内野手(29)が「カズ流」で勝負する。22日、広島・廿日市市内の大野練習場でトレーニングを実施。1月上旬からグアム島で自主トレに励んできた。同地ではサッカー横浜FCのFWカズ(三浦知良、41)もトレーニングを行っており、練習ぶりをチェックしたという。サッカー界の第一人者の姿勢に刺激を受けて、気持ちも新た。三塁のレギュラー奪取と自身初の2ケタ本塁打を目指す。

 常夏の島でトップアスリートの流儀を感じ取った。飛躍を果たすべく、09年の本格的な練習を始めたグアム島で、偶然にも日本サッカー界のスーパースターと遭遇した。41歳にして、ピッチで躍動するカズの「姿勢」に、喜田は同じアスリートとして感銘を受けた。

 「カズさんがいたんですよ!

 ずっと走っていて。サッカーのシュートをしたり…。それが終わったら、外周を走ったり…。どんな練習をしているのかと思ってね。41歳で、あの動きはスゴイですよね。ファンみたいに見ていました」

 カズも09年シーズンに向けて、同地で自主トレを実施。その日は2時間以上、体を動かしていた。不惑を過ぎてもなお、第一線でプレーするカズを支えているのは地道な練習だ。同地では、かつてチームメートだった阪神桧山も汗を流していた。「39歳なのに、すごいトレーニングをしていた。年を取ってもやらなあかんのやから」。グアムには勝負の世界で生き抜くためのヒントがあふれていた。

 全体の合同自主トレ休日のこの日も大野練習場を訪れ、赤松とともにトレーニングルームで汗を流した。広島に移籍して3シーズン目。レギュラー獲りが目標になる。「(2ケタ本塁打は)絶対に打たなあかんでしょ。去年は100打席で4本塁打だった。レギュラーを取ったら、500打席くらいでしょう?

 20本は打てるということ。どれだけ打席に立つかなんです」と意気込み、アーチ数の大幅アップを目標に掲げる。

 昨秋の日南キャンプから守備練習を行ってきた。手薄な三塁定位置は喜田にとっても格好のターゲット。課題の守備が盤石になればおのずとスタメンも近づいてくる。三塁用グラブも新調せず、慣れ親しんだ外野用グラブで勝負する。「サードしか考えていない」と言い切った。25日にはキャンプ地の沖縄に入る予定。シーボルが残留し、新加入の石井もライバルだ。群雄割拠の三塁ポジションを巡り、いまは地力を蓄える。【酒井俊作】

 [2009年1月23日10時32分

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