オリックスが宮古島キャンプで「ターンオーバー制」を敷くことが28日、明らかになった。5年ぶりの1、2軍合同キャンプを利用し、1軍と2軍で指定された9人ずつを、毎日交代させながら練習させるという異色のプランだ。

 宮古市民球場と下地球場を頻繁に往来することになる選手は、1軍枠の当落線上にいる選手。首脳陣が幅広く選手を視察できる利点があり、選手の刺激にもなる。大石監督は「毎日同じ9人が入れ替わる。(2軍選手が)どんな練習しているかも見てみたいしね。いいパフォーマンスをしていれば(1軍に)残すこともある」と説明した。

 27日に発表された振り分けでは1軍45選手、2軍23選手。ただ、2月5日から始まる紅白戦には2軍選手も出場させる。あえて境界線をあいまいにすることで競争心を促し、全体のレベルアップも図る。【柏原誠】

 [2009年1月29日11時7分

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