WBC日本代表候補、日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)の操縦法が、代表コーチ陣へ伝授された。6日、山田久志(60)与田剛(43)の両投手コーチ、伊東勤総合コーチ(46)が名護キャンプを視察。吉井投手コーチが、与田コーチらに起用法についてアドバイスした。

 吉井コーチ

 自分で修正ができる投手なので「あんまり余計なことを言わない方がいいよ」と話した。自分で分かっている投手だから、違うこと(助言)を言って、へそを曲げるかもしれないから。

 日本ハム投手コーチも、シーズン中の調整をほぼ任せているほど全幅の信頼を置いている。「いいベビーシッターになること、それが一番」と吉井コーチは進言した。

 山田コーチが「球数(制限)があるから、どういうふうに松坂ともども、どう丁寧に使うか、と考えている」と明かすほど、代表候補の中でも大きな存在だ。この日、高速フォークなど変化球も織り交ぜて120球。すでに調整も最終段階に突入した。8日は初の実戦形式になるシート打撃に登板予定。ダルビッシュは「(過度な投げ込みは)もうしないです。あとは内容を良くするだけ。(今後は投球練習を)100球以内にして調整していく」と見通しを話した。【高山通史】

 [2009年2月7日8時59分

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