オリックスの野茂英雄テクニカル・アドバイザー(TA=40)が6日、新外国人ジョン・レスター投手(30=3Aノーフォーク)の熱烈アタックを受けた。

 コーチや関係者が集うブルペンの捕手側で投球練習を見守っていると“侵入者”が現れた。95年から「ノモ・マニア」の同投手から指導をお願いされると、白球を手に熱血指導が始まった。フォークの握りを見せ、制球を低く集めるための足の使い方などを8分間。流ちょうな英語のため通訳は不要だった。レスターは「フォークの握りが僕と似ていたよ。英語は十分に上手。いいことだよ」とスムーズな指導に感謝した。

 ほかに阪神から移籍したボーグルソンがいて、野手も4人抱える助っ人天国のオリックス。夜は宿舎で1、2軍合同の野茂講座を開き、野球哲学を披露した。チーム内でトルネードの勢力が拡大している。【柏原誠】

 [2009年2月7日7時13分

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