前オリックスの清原和博氏(41=日刊スポーツ評論家)が11日、沖縄・北谷で中日の春季キャンプを視察し、恩師・落合監督にあいさつした。グラウンドでの再会は06年の通算1500打点の表彰式以来で、清原氏は「落合さんには、現役時代からよくしてもらって(引退した)あいさつにきました」と話した。

 監督室で約30分間、野球談議に花を咲かせ、「もっとたくさんしゃべりたかったけど、またゆっくり話したい」。「監督になって日本一」が清原氏の次の目標だけに、「今度はバッティング論だけじゃなく、監督論を聞きたい」と、指導者としての教えを受ける姿勢を見せた。

 今回の各キャンプ視察の目的の1つに、「西武、巨人、オリックスのキャンプしか知らないので、他球団の練習施設やメニューなどを知りたい。特に中日の練習には興味がある」と話していた。この日は落合監督ら首脳陣、主力選手が集合する1時間前の午前9時すぎに球場入りした。

 今季、中日はエース川上がブレーブスに移籍し、ウッズ、中村紀(楽天)の両主砲もチームを去ったが、清原氏は「落合さんは現役時代から自信満々だった。相変わらず、すごいオーラが出ていた。いつ見ても怖いです」と、落合監督のV奪回への自信を感じ取っていた。

 [2009年2月12日11時36分

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