ヤクルト前監督の古田敦也氏(43)が14日、退団してから初めてキャンプ地の沖縄・浦添を訪問した。ブルペンでは3年目・増渕のボールを受けるなどし、「チームには若さや勢いがあって、はまれば優勝争いに確実に食い込むと思う」と太鼓判を押した。

 ジャージー姿ながら、古巣のブルペンへ違和感なくとけ込んだ。「どうした!」などと大声も響き、活気があふれた。緊張した増渕は制球が定まらず「空回りしました。(古田氏の前では)永遠のルーキーかも」と、今もその存在感の大きさをうかがわせた。

 07年ドラフトで5球団の競合の末、自らクジを引き当てた由規と初対面も果たした。「1番受けたかったんだけど」とバレンタインデーに“求愛”も、15日の阪神戦を前にノースロー調整だったためかなわず、「また来年」と残念がっていた。

 [2009年2月15日8時20分

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