2年目のソフトバンク岩崎翔投手(19)が球種制限解除で先発争いに生き残る。4日、楽天とのオープン戦(福岡ヤフードーム)に先発。2日の投手練習後、紅白戦まで続いたスライダーの封印について「次は全部の球種を投げますよ」と、手綱を緩められた競走馬のように息巻いた。

 今回の制限はチーム最多79勝を挙げる斉藤をならった。「和巳さん(斉藤)はキャンプでは最終クールからフォーク、スライダーを投げるそうです」。今は右肩手術から復活途中だが、経験豊富なエースのひと言を生かした。「僕も直球をいい形で投げたかったし、スライダーを続けると腕が横振りになりがちだから」と、変化球はカーブ、チェンジアップに絞っていた。

 巽、大場と新旧大卒ドラ1がオープン戦で好投。同じ右腕で昨年高卒ドラ1入団の岩崎は「普段は楽しくやってますが、胸の中で負けたくないと思ってます」ときっぱり。開幕ローテは和田と杉内が確実、ホールトンが有力なだけ。先発6枠に入る可能性は残されており、アピールにかける。

 岩崎は昨年7月23日、本拠地でのオリックス戦で1軍デビューも3回3失点降板し、その後2軍降格。しかしファーム日本選手権MVPなど成長した。この日は練習の合間に人工芝が新しくなった球場をこっそり下見し、「明るくなった感じ」。4日に向けて「進化した自分を見せたい」と、球場の“新装開店”にふさわしい投球を誓った。【押谷謙爾】

 [2009年3月3日9時38分

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