<オープン戦:ソフトバンク2-5巨人>◇8日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク大場翔太投手(23)が悔し涙にくれた。巨人とのオープン戦に先発し5回まで3安打1失点に抑えたが、6回に無死満塁のピンチを招き降板。リリーフが逆転を許すと、ベンチで人目もはばからず号泣した。

 大場がふがいなさに身を震わせていた。2-1とリードした6回に落とし穴が待っていた。「3番から始まるので、いいところを見せようと思って力んでしまった。ビシッと抑えれば間違いなく(開幕ローテ入りへの)アピールになると思ったんですけど…。悔しかったです」。先頭アルフォンゾに中前打を許し、ラミレス、李承■に連続四球を与え交代となると、口を真一文字に結んでマウンドを降りた。

 秋山監督は「5回までの投球は悪くなかった。チャンスはまだあると思う」と話した。次回先発は15日ロッテ戦(千葉)の予定。高山投手コーチも「泣くなら(ベンチ)裏で泣けとは思うけど、そういう気持ちがあるのは次につながる」と奮起に期待していた。※■は火へんに華

 [2009年3月9日7時55分

 紙面から]ソーシャルブックマーク