阪神新井貴浩内野手(32)が10日、右前腕の負傷で離脱した。2~3週間のノースロー調整が必要で、開幕戦に間に合わない可能性が出てきた。9日に大阪市内の病院でMRI検査を受け「右浅指屈筋(せんしくっきん)の筋挫傷」と診断され、この日から甲子園球場でリハビリを開始した。6日のオリックス戦の試合前に行ったシートノックで痛みを覚えたという。

 新井は「投げる時に、痛みがある。軽いキャッチボールでも」と話した。「開幕に間に合わせるのか?」という問いには「もちろんです」と答えた。常川チーフトレーナーは「右前腕で、指を曲げる筋肉(を痛めている)。今後は2、3週間、ノースローで様子を見る」と説明した。真弓監督は「ある程度、無理をすれば、出られる状態ではあるんだろうけど、そこの判断になってくる」と話した。今季は「5番三塁」での活躍を期待されているだけに、チームにとって大きな不安材料だ。

 [2009年3月11日8時7分

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