アニキ、金網フェンスに要注意!

 阪神は22日、広島とのオープン戦前に、マツダスタジアムを視察した。報道陣には非公開だったが、外野フェンスなどでボールの跳ね返り具合もチェックしたもよう。左翼ポールからセンター方向へ約20メートルに渡り、ラバーがない金網のみのフェンスが作られているようで、指揮官が注意報を発令した。「昔、甲子園にラッキーゾーンがあった時と同じ。網に当たれば(打球は)下に落ちるし(金網の)支柱に当たれば、どこに行くか分からない。(跳ね返る打球に対して)突っ込みすぎるかもしれない。慣れないといけない」。

 桜井も「(左翼)フェンスが金網なんで怖さはある」と説明した。シーズンに入れば、虎の左翼手はもちろん金本。この日は参加しておらず、阪神にとってシーズン最初の3連戦(4月24日から)は移動日練習がなく、ぶっつけ本番となりそうだ。

 他にも注意点はある。林は「ライトの守備位置から見たら照明が正面方向にある。(飛球を追う際に)光が目に入りそう」。バックネットのラバーが地面から20センチ程度の高さしかないことを明かした岡崎も「(ボールを後ろにそらせば)フェンスの跳ね返りがないから、追いかける距離が長くなる」と警戒。三塁側ベンチ内の構造上、グラウンドが見にくい部分もあるなど、慣れない新敵地にしばらくは困惑しそうだ。

 [2009年3月23日10時47分

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