阪神ドラフト1位の蕭一傑投手(23=奈良産大)が不運にめげず、地道に結果を残している。2月のWBC台湾代表候補合宿中に打球が右腕を直撃。その影響でWBC本大会メンバーから漏れ、大幅に調整が遅れた。それでも完治後は2軍戦4試合で1勝0敗、防御率1・38。先発2戦目となった4月16日オリックス戦でも5回1失点と好投した。次なる課題はフォークの精度だという。「三振を取れるボールを磨きたい。僕の場合はフォーク。まだボールを置きに行っているようにも見えるみたいなので、もっと腕を振れるようにしたい。もちろん目標は1軍昇格。でもまずは目の前の試合をしっかり投げていきたい」。謙虚に、それでいて力強く、さらなるレベルアップに燃えている。

 [2009年4月21日9時37分

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