<広島0-4阪神>◇24日◇マツダスタジアム

 「虎キラー」が返り討ちにあった。広島先発の前田健太投手(21)が、完全にツキから見放された。1回1死一塁。鳥谷のゴロは二塁東出の前に飛ぶ。誰もが「4-6-3」を思い描いた瞬間、高くイレギュラーバウンドして右前へ。その後、1死満塁になって、新井に左犠飛を許すなど2失点。一塁側ベンチで頭を抱えたのはブラウン監督だ。

 「(鳥谷の打球は)水まきのスプリンクラーの部分に当たって、タイミング悪くイレギュラーして、東出の頭上を越えてしまった」。

 不運な打球でリズムを崩したが、前田健も本来の状態ではなかった。初回のピンチも、1死後に関本にカウント2-0から与えた四球がキッカケだった。この日は今季最短の5回4失点で降板。昨季、阪神戦では4試合に投げて無傷の2勝を挙げた。27回2/3を投げて3失点。防御率0・98と無類の強さを誇ったが、今季初対決で、早くも08年の失点数を上回ってしまった。

 「関本さんへの四球がもったいない。(イレギュラーの打球は)やっぱり、痛かったですね」。チームの連勝を止めただけでなく、自身の阪神戦不敗のジンクスも消えた。【酒井俊作】

 [2009年4月25日12時23分

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