<楽天12-2オリックス>◇1日◇Kスタ宮城
打線も任せなさい。首位楽天がオリックス戦で15安打と爆発し、今季最多の12得点で大勝した。1点を追う3回に打者12人で7安打を浴びせて一挙8点を取って逆転した。4月のチーム本塁打はオリックス・ローズにも負ける8本しかなく、岩隈、田中らの投手陣に助けられたが、5月は打線もチームも引っ張る。投手陣はこの日も好調で、永井怜投手(24)が6安打2失点で完投し3勝目を挙げた。投打がかみ合い、2位オリックス、日本ハムに2ゲーム差をつけた。
タイムリー欠乏症のワクチン完成!?
1点を追う3回に楽天打線が7安打を集め一挙8得点。高須の適時二塁打以外はすべて単打を連ねた。15安打12得点の大勝に、会見場に姿を現した野村監督も「咲いた、咲いた、白星咲いた。分かってない?
今年の最多安打だってさ。見事な集中攻撃だね」とニンマリ。実際にはすでに17安打を2回記録していたが、12得点は今季最多。うっかり間違えるほどの集中打に、すっかり上機嫌の極みだった。
貧打の汚名返上だ。試合前までのチーム総得点72は、リーグ最下位を独走。だがこの日は、おもしろいように打線がつながった。勝ち越し打を含む3安打2打点の草野は「左投手を打てたのがよかった。毎日、この投手は打てないと思ってるんだけどね」とにっこり。快勝の締めとばかりに5号ソロを放った山崎武も「カーブを狙ってた。完ぺきだったね」としてやったりの表情だった。4月は4連続完投の田中を筆頭に、投手陣が踏ん張り接戦を制してきた。打撃陣が復調すれば、負担は軽減されるだけに野村監督も「そうなるといいねえ。投手も疲れが出るころだろうから、援護をしてやらんと」と、その気十分だ。
チームは3連勝で、単独首位をがっちりキープした。大量点での圧勝とあって、9連戦中に中継ぎ陣が休める理想的な勝利を手にした。それでも野村監督は「タイムリー欠乏症、解消か?
いやいや、油断大敵だよ。本塁打が少なくて、ローズの1人分にも足りんからな」と、笑いながらも気を引き締めた。5月を快勝でスタートした野村楽天。春眠から打線が完全に目覚めれば、首位の地位も、さらに安泰になる。【小松正明】
[2009年5月2日9時2分
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