<阪神5-6巨人>◇2日◇甲子園

 阪神が91年以来の巨人戦10連敗を喫した。7回に3点差を追いつき、連敗阻止の流れと思った9回、守護神藤川球児投手(28)が坂本にまさかのV被弾…。先制しながらも逆転黒星で、今季初の甲子園での伝統の一戦は悔しい結末に終わった。

 マウンドの藤川が打球の行方を見つめ、両ひざに手をついてガックリだ。先頭の坂本にこん身の151キロ速球を左翼席へ決勝アーチを運ばれた。「失投やね…。また頑張る」と言葉少な。今季初黒星を喫した守護神は静かに球場を去った。

 サヨナラ勝ちを信じ同点での登板だったが、負の流れにハマりこんだ。真弓監督は厳しい表情で「4回の4点が大きかった。あそこはミスです」と自ら責任を感じていた。4回2死一、三塁のピンチ。まだ1点リードしていた場面で、打者は8番坂本だった。敬遠策で満塁にして、グライシンガーとの勝負が無難な選択だった。しかしベンチはその指示を送らず、能見が3ランを浴び采配が裏目に出た。

 周囲が注目する「伝統の一戦」。3日の試合に負ければ巨人戦ワーストとなる。真弓監督は「明日、勝ちます」と会見の最後は語気を強めたが…。シーズン序盤ではあるが、虎のプライドをかけた戦いとなる。

 [2009年5月3日8時47分

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