<楽天7-3オリックス>◇2日◇Kスタ宮城
首位の楽天は今季2度目となる4連勝で、球団最多タイの貯金6とした。岩隈久志投手(28)がオリックス4回戦(Kスタ宮城)で先発し、7回12安打3失点で今季3勝目。要所を締め7回までマウンドを守った。今季初の100球超えの115球を投げ、今後の完投勝利に期待を持たせた。打線は初回に一挙5得点と援護し、2位日本ハムとの2ゲーム差をキープした。
岩隈にはヒーローのお立ち台が、くすぐったかった。「白星はうれしいんですけど、自分の投球ができなくて。本当にすいません。今日の目標は完投しようと思ったんですけど」と苦笑いを浮かべ謝った。06年9月26日以来となる12被安打。大量点に守られての勝利に、恐縮しきりだった。
直球は引っかけ、変化球は抜けて、制球が定まらなかった。「とにかくバランスが悪かった。悪いながらになんとか投げられたのはよかったですけど」と反省した。それでも不調の中で試合をつくった。エースの自覚が致命傷となる一打を防いだ。
今季初の100球超えとなる115球を投げた。それまでは100球以上は投げられなかった。前回4月25日のソフトバンク戦では、7回4安打無失点でマウンドを降りた。だが、リリーフ陣が不調で4点リードから逆転負け。周囲から93球で降板したエースの責任を問われた。岩隈も「やっぱり責任を感じたので」と心境を明かした。
だが実はWBCの激闘による疲労から肩、ひじを守るため、主治医から球数制限が設けられていた。開幕当初は80球以内。次は90球以内、その次は100球以内。100球以上は5月に入ってからと決まっていた。「WBCは7割の状態でいって10割で投げたから、その分の反動がきた。だから1度状態が落ちてしまった。でももう少しです」と解禁を心待ちにしていた。野村監督は「心配だなあ。どうしたんだろう」と首をかしげたが、岩隈は「うまくいけば完投できる」と手応えを感じていた。
岩隈の力投でチームは4連勝で球団最多タイの貯金6。2位日本ハムとの2ゲーム差をキープし、野村監督は「少ないな。あと60勝。マジック60か」と言いながらもご満悦だった。連勝に沸く地元ファンに岩隈は「次はここで完投したいと思います」と宣言した。【小松正明】
[2009年5月3日8時47分
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